名前の通り尿路(尿道〜腎臓の間)で起こる感染症で、大腸菌が原因菌であることが多いです。 細菌感染は尿道から膀胱、尿管を経て腎臓に進み、炎症が膀胱で起きていると「膀胱炎」、腎臓および腎盂で起きていると「腎盂腎炎(じんうじんえん)」と呼ばれます。 病気の有無は尿検査でわかり、必要に応じて超音波検査も行うことがあります。 妊婦は症状がなくても治療が必要? 妊婦の15%[*1]に起こっているとされる「無症候性細菌尿」は、膀胱炎や腎盂腎炎の原因となります。特に無症候性細菌尿から腎盂腎炎の発症リスクは、妊娠していない時に比べ、20~30倍も高まります[*2] 。 この細菌尿は「無症候性」とあるとおり自覚できるような症状がなく、初期の妊婦健診で行われる尿検査でわかることが多いです。 妊娠していない場合はほとんど治療を行いませんが、妊娠中は無症候性細菌尿を治療することで腎盂腎炎を20~40%程度予防できるとされ[*2] 、積極的な治療が勧められています。 早期治療を!
いまのトレンドを逃さずチェック! 」, 医学書院, 2018. ・病気がみえるVol. 10産科 第4版, メディックメディア, 2018.
Environment 環境に対する取り組み Social 社会に対する取り組み Governance 企業統治に対する取り組み
この記事の監修ドクター 医学博士、東峯婦人クリニック副院長、東峯ラウンジクリニック副所長、産前産後ケアセンター東峯サライ副所長(いずれも東京都江東区)。妊娠・出産など女性ならではのライフイベントを素敵にこなしながら、社会の一員として悠々と活躍する女性のお手伝いをします! どんな悩みも気軽に聞ける、身近な外来をめざしています。 「松峯美貴 先生」記事一覧はこちら⇒ 妊娠中に起きやすいおしっこのマイナートラブル 次の2つが妊娠中に起こりやすい代表的な泌尿器系のマイナートラブルです。こまめにトイレに行けるスケジュールを工夫するなど、生活上の工夫で対処しましょう。 おしっこが近い!「頻尿」 妊娠中は母体の体重増加や赤ちゃんへの血液供給が必要になり、体を巡る血液の量が増えます。すると腎臓がろ過する血液量も増えることとなり、ろ過されて出る水分(原尿)も多くなって尿の量が増えるため、トイレが近くなります。 おしっこが残っている! ?「残尿」 膀胱は風船のような構造です。尿がたまると膨らみ、筋肉がしぼんで尿を排出します。しかし妊娠中は分泌量が増しているプロゲステロンなどの影響で膀胱の周囲の筋肉が緩み、膀胱を収縮させる機能が低下するため、尿を出しきれず、残尿が起こります。 これらは妊娠による生理的な体の変化で起こることですが、膀胱炎などの「尿路感染症」の症状である可能性もあります。生理的な変化が原因であれば出産後には回復しますが、尿路感染症が原因の場合は注意が必要です。 妊婦は膀胱炎になりやすい? 妊娠中は、膀胱炎をはじめとする「尿路感染症」になりやすいとされています。それは次の3つの原因があります 。 ① 尿の逆流 腎臓から膀胱へ尿を運ぶ「尿管」は腰の内側を通っています。妊娠が進むにつれ大きくなっていく子宮が尿管を圧迫すると、尿管の中の尿の流れが滞り、膀胱から尿管への逆流が起こることがあり、細菌感染のリスクが増えてしまいます。また 、ホルモンの影響で尿管の状態が変化することでも、逆流しやすくなっています。 ② 膣内の環境の変化 妊娠していないときは常在菌(デーデルライン桿菌)が腟内を強い酸性に保ち、雑菌などが増殖するのを防いでいます(腟の自浄作用)。しかし妊娠中はこの菌が減少するため、腟内で細菌が増殖し、隣の尿道口に入り込みやすい状態になります。 ③ 残尿 先に述べた残尿も膀胱炎の原因のひとつです。適度に温かく、さまざまな栄養素も含む残尿は、「細菌が増えやすい環境」が整っているのです。 尿路感染症とは?
福山雅治さんと吹石一恵さんの子供は2016年に生まれているので現在(2020年)4歳って事が分かります。 このことからどっかの幼稚園に通ってる可能性があるって事が分かりますけど、福山雅治さんと吹石一恵さんの子供はどこの幼稚園に通っているのか?